株式の注文方法
こんにちは古川一(ふるかわ はじめ)です。
この記事はカリキュラム第3の内容になります。なお記事は助手の助丸が執筆している部分もあります#
株式の注文方法には基本は次の3つがあります。
①成行注文
②指値注文
③逆指値+成行or指値
④番外編:「空売り」について
※証券会社によってはこれ以外にも種類があったりします。
なぜいろいろな注文方式があるのかの理由を体感していただくために、ローソク足の動きを模した短い動画を用意しました。
例えば100円のところを狙って買い注文をするとき、あなたならどう注文したら狙い通りになりそうか考えながら見てみてください。
どうでしょうか?様々な意見があると思いますが、
100円で買いたいときおおむね以下の3つの判断のいずれかになることが多いと思います。
1,ここだと思ったタイミングで買い注文を入れる(多少値段がずれてもいいから今すぐ株を買いたい)
2,100円以下で買えるならお得だから、100円以下でなら何円でもいいので買い注文を入れる(100円以上は買いたくないけど、100円以下ならすぐ買いたい)
3,100円に触ったのを確認してから買い注文を入れる(100円ちょうどで買いたいor100円超えたらすぐ買いたい)
この判断を実現する注文方法が今回紹介する成行注文、指値注文、逆指値+成行or指値注文になります

次からそれぞれ詳しく解説します。
<成行注文>
「今すぐ銘柄を買いたい!」といった場合に注文価格を指定せずに即時注文→約定する注文方法。
注文タイミングで一番近くの売れ残っている所で必ず約定(取引成立)する。
成行のメリット
・【購入面】約定の不成立が起きない
・【返済面】急激な損失に対応できる
成行のデメリット
・注文受付までのタイムラグや狙った株価に売りが出ていない場合など、思った価格と違う価格で約定することが多い
(=スリッページが多い)
<指値注文>
売買価格を指定してする注文方法、買いの場合安く約定することはあっても高く約定することはない。(※売りは逆)
指値のメリット
・希望価格以上の不利な値段で絶対に約定しない
・希望価格以下で株が購入できる
指値のデメリット
・成行と違い売買が成立しないことがある (株価が指値で指定した場所より高い位置にあり下がってこなかったり、誰かの売り注文が入っていないと約定しない)
<逆指値+成行or指値注文>
逆指値=成行・指値注文を入れる際に取引開始条件を追加できる注文方法
「○○円を株価が通過したら成行or指値注文を実行する」のような使い方をする
※取引開始条件のことをトリガー(引き金)条件ともいう
逆指値のメリット
・「○○円以上になったらエントリー」を予約できるので 相場を見ていなくても取引可能
・あらかじめ設定できるのでトレードミスが少ない
・「○○円以下になったら決済」を予約できるのでで相場を見ていなくても取引可能
・希望の値段ピッタリで株を売買できる
逆指値のデメリット
・逆指値の指値注文だと取引成立しないことがある (買いと売りの需要がマッチしていないと取引が成立しない)
<まとめ>
1,成行(なりゆき)=注文したら即約定
2,指値(さしね)=指定した株価以内での注文
3、逆指値×成行=指定した株価を通過したら即約定
逆指値×指値=指定した株価を通過したら指定した株価内で注文
番外:空売りについて
詳しくは省きますが実は株は「買って下がったら損、上がったら利益になる」の逆で「売ったことにして上がったら損、下がったら利益になる」ができるのです。
信用取引限定の制度ですが後者を「空売り」といいます。
結論からいうと、相場での経験が少ない方は空売りをしないでください。
単純な原理でいえば株価には0円という下限がありますが、上限はありません。空売りして株価が上がってしまったら損失は大きいです。
それに調べれば分かりますが現金でなく保有株を担保に信用取引注文をする「信用二階建て」で「空売り」するというかなりリスキーな取引も機能としてあるのでできてしまうのです。
なので計画を立てて取引する、値幅を決めて決済する方法を学ぶまでは空売りをするのは一旦後回しにするのがベターです。
ある程度株の仕組みについて理解でき、リスク管理ができるようになったら空売り戦略も使っていっていいでしょう。
というわけでお疲れ様でした~( ^^) _🍵~~
今回は「株式の注文方法について」の解説でした。
ややこしいかもしれませんが、実際に数円の安い株を買ってすぐ決済するなどして動作確認をすれば腑に落ちると思います。
ここが踏ん張りどころです!一緒に学んでいきましょう!
ぼくたちは「オンライン個別指導で投資・投機の”勉強方法”を伝える塾」というのを考えています。
皆様の応援で実現するかもしれません。もしよかったらですがこれから何卒宜しくお願い致します。
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