株式トレード手法:N波動
こんにちは古川一(ふるかわ はじめ)です。
この記事はカリキュラム第6の内容になります。記事は古川監修/助丸編集で執筆しています。
前回は(カリキュラム第5)投機の利点について解説しました。
今回から、いよいよ本格的なトレードのやり方について解説していきます。
この記事では投機初心者におすすめのトレード手法「N波動」について紹介していきます。
おすすめな理由は投機の基礎がこのN波動に全て詰まっていると言っても過言ではないからです。
今後、様々なトレード手法を解説すると思いますが、基礎にせよ応用にせよ基本はこのN波動がベースとなった考え方になります。
それでは解説していきます。
トレード手法とは
トレード手法(N波動)の解説の前にそもそもの<トレード手法>という言葉の意味を簡単に説明しておきます。
トレード手法とは、売買をどのように行うかの戦略のことです。
どのような相場でどのようなサインが出たときにどのようなタイミングでエントリー→決済するかの戦略のことをトレード手法といいます。
もしかしたらトレード戦略といったほうがわかりやすいかもしれませんね?
今回はそのトレード手法の中でもN波動と呼ばれるトレード手法に着目して解説していきます。
N波動の概要
それではN波動の概念の説明をします。
ざっくりとしたイメージを下図に載せておきます
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名前にある通りチャートの動きがアルファベットのNに似ている波の動きに着目することからN波動と呼ばれます。
ポイントとなる点がいくつかあることを覚えておきましょう。下図に記します。
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取引目安としては
・銘柄選定はA~C地点の間で判断する
・A地点から株価が一気に上昇、その後一旦陰線を付けて落ち着いた前日の終値をB地点とする
・エントリーのタイミングはC~B'地点の間
・損切はエントリー前日の安値で行うか、エントリーした株価からーn%下がったところに設定(最初は-2%程度がおすすめ)
・決済ポイント(D地点)はC地点からA~B地点間の上昇幅を足した場所(利食いライン固定でも可。例・利益+10%など)
銘柄の選定条件、どの指数を使うか、エントリータイミング、損切ポイント、決済ポイント、何日まで保有するかなどがカスタマイズ要素になります。
それぞれにおける具体的なエントリーポイント、損切りポイント、利益ポイントなどについては後々解説しますので、一旦は大まかな流れだけ覚えておけばOKです。
狙うチャートパターン
そしてN波動にはN波動に発展しやすいチャートの形(チャートパターン)が存在します。
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エントリーするのか、撤退するのかのヒントになるので形だけ覚えておきましょう。
※実際には形だけで判断すると危険です。この形と様々な数値やデータを組み合わせることによって真価を発揮します。
運用上の特徴
続いて下図に運用上の特徴を載せます。
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勝率の欄を見ると3~5回に一回しかプラスにならないのかと思うかもしれませんが、利益と損失の欄を見ると
例えば-3%の損切りを3回確定させて総損失が-9%になったとしても次で利食いで+10%を1回できたなら合計収支は+1%になります。
これを繰り返せるなら理論上は勝率が低くてもトータルでは利益を得ていくことが可能なのです。
利益率の欄で数字の振れ幅が大きいのは、相場環境の影響を考慮してのことです。
例えるなら太陽光発電と天気の関係に似ています。晴れの日が多ければ月あたり年あたりの発電効率はよくなり、雨が多ければ月あたり年あたりの発電効率は低くなります。
それと似たように同じ手法・ルールでも地合い(天気)によって成績が上下するときがあるのです。
地合い(天気)はコントロール出来ませんが、どんな環境でも利益を出せる(発電できる)自分ルールを作ることが当面の目標になります。
手法をトレードルールに落とし込んだ例
一例としてN波動のカスタマイズ例を載せておきます
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あくまで一例なので画像右のシーケンスをそっくりそのまま行えばすべての人が利益が出るというわけでは無いです。
すべてに共通してトレード手法を自分のトレードルールに落とし込むのにはこんな感じでカスタマイズしていくのが必要です。
カスタマイズの根拠付けのために自分の仮説として作ったルールを過去検証する必要があります。
こうして一歩ずつ計画的にトレードをすることができるようになっていくのです。
というわけでお疲れ様でした~( ^^) _🍵~~
今回は「トレード手法:<N波動>」についての解説でした。
ここまでこればあとは検証して裏取りをしていく作業になります。
次からは座学から実践に近い内容になっていくので楽しみにしていてください。
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