トレードで勝ちたいなら売買日記をつけろ!
こんにちは、専業トレーダーの古川一です。
今回は私がトレードで勝てるようになったきっかけの一つである、トレード売買日記について紹介したいと思います。
トレードの基礎も知っている。やり方もある程度できているはず。
でも、何故かトレードで勝てない・・・
私がそんな状態から勝てるようになったきっかけはトレード売買日記をつけ始めたからです。
トレード売買日記をつけて自分のトレードを見直しトレードを改良していった結果、トレードで利益を残せるようになったといっても過言ではありません。
今回は私が実際にトレードで勝てるようになったトレード売買日記の付け方や具体的にどうしたらいいのかを解説したいと思います。
目次
トレードのやり方を勉強しただけでも勝てない理由
トレードのやり方は、本で調べたりネットで調べれば色々なトレード手法が公開されていますのでそれを参考にトレードをすると思います。
ただ問題なのがやり方を真似してもなかなかトレードで勝てるようにならないといった点だと思います。
実際、私も最初はトレード本で紹介されているトレードのやり方を真似したり、ネットでトレードのセオリーを学んでトレードしていました。
しかし、どれだけトレードのやり方を真似して覚えても、それだけではトレードで勝てるようになりませんでした。
今ではその原因がわかります。
その理由は、トレードでは個人の主観が入るからです。
個人の主観が違う以上、やり方を真似してもそれを各自である程度調整しないとダメなのです。
これはスポーツでも同じだと思います。
例えば野球なんかでもプロ野球選手はみんな投げ方、打ち方が微妙に違います。
基礎をベースにして、それから先は自分に合ったスタイルに調整しているからみんな投げ方や打ち方が違うのです。
そうやって自分が一番勝てるやり方を各自で調整しています。
トレードも同じで、基礎が合った上であとは自分の性格や感覚を元に自分に合った調整をしなければ勝てるようにならないのです。
トレード売買日記をつけることで得られること
トレード売買日記を付けると結論、以下の情報を得られます。
・自分のトレード性格(トレード適正)
・何が原因で負けているのか
・自分のトレードのいいところ(自分の得意パターンを知れる)
・自分に合ったトレード手法がわかる
・自分が制御できなくなるポイントがわかってくる(メンタル部分)
・どうトレードを調整したらいいのか見えてくれる
などなど・・・
これは自分のトレードスタイルを確立させるための根幹となる大事な情報です。
一つ一つのメモは大した情報はないと思うかもしれませんが、それが集まることで”自分のトレード傾向”を知ることができます。
トレード売買記録の付け方
ここでは具体的なトレード記録のつけ方を紹介します。
まずは、画像のような数値をしっかり記録しましょう。
特に、買った日付(時間)と決済した日付(時間)、エントリー価格、決済価格、手数料は必須です。
証券会社の履歴を見ればいいのでは?と思うかもしれませんが、これを記録することで、あとで集計するときにすごく楽になりますし、ぱっと見で収支がわかるので絶対にエクセルやメモ帳などに記録しましょう。
※エクセルが使えない場合は手書きのノートでも効果があります。
まず、この収支記録をつけるだけでも無駄なトレードが減る人もいます。
実際に私がトレードを教える時に売買収支を記録させると、無駄なトレードが減ったという人が一定数出てきます。
やればわかるのですが、負けたトレードは記録したくないものです。なので、負けないように慎重にトレードをするようになる効果もあるのです。
これだけでも売買記録をつけている人とつけていない人で大きな差が出るのです!
先ほどの画像にあるような項目を記録していくのですが、数値以外に記録する上で大事なものがあります。
それは、エントリー理由と、決済理由です。
これはトレードする時に、なぜエントリーしたのか、なぜ決済したのかを記録します。
例えば、エントリーの時なら「前日から監視していた銘柄がブレイクアウトしたので、エントリーした」などです。
決済なら、「予定していた決済ポイントに達成していたので決済した」などですね。
ただ、これらの例は正当な理由なのですが恐らくほとんどの人が
「上がりそうだからエントリーした」「勢いがついていそうだからエントリーした」「ニュースを見て上がりそうだからエントリーした」など抽象的な理由になるかと思います。
このような抽象的なトレード記録がいかに負けの原因に直結しているのかを売買記録をつけていると具体的な数字でわかってきます。
決済も同じで、なぜ決済したのか理由を記録します。
「予定していた利益(損切り)ポイントに到達したから決済した」などの明確な理由から、
「急に嫌な雰囲気になったので決済した」「もうダメだと思って決済した」「損失が大きすぎるので決済した」
などなど、抽象的な理由の人も多いでしょう。
このような理由をカテゴリー分けして見ると、色々負けの原因が見えてきます。
例えば、「利益が損失になりそうだったので利益確定ポイントまで待たずに決済した」などの理由のトレードをあとで振り返った時に、
果たしてそのまま我慢して予定通り決済していたらどのような結果になったのか?なども売買日記をつけていればあとで知ることができます。
予定より感情を優先した結果良い結果に結びついていないならその理由で決済するべきではないということがわかります。
実際にトレード売買記録をつけた時の話
私の場合ですと、このエントリーと決済の理由を記録することによって実際にかなりトレード結果が改善しました。
具体的には、以下のようなことがわかりました。
①ルールを守っていなかった
売買記録をつけて自分の売買を振り返ったら、自分ではトレードルールを守っていたつもりでも、実際にはトレードルールを無視していた取引がたくさんあった。
例えば・・・
・エントリーすべきタイミングで前回負けたことによる萎えによる見送り
・決済すべきタイミングで欲が出て利益を引っ張って結果負ける
・エントリーすべき銘柄があるのに資金の余裕がなくてエントリーできなかった
・負けが続き損切りが嫌になり損切りをしなかった。結果大損した。
・その時はエントリールールだと思ったが、よく見たら勘違いでトレードをするべきではなかった。
・朝寝坊をしてトレード見送っていることがある
・決済の注文を忘れていて大損していた
などなど数え切れないほどの失態(トレードルール違反)をいつの間にかたくさんしていました。
以上を認知しルールを守ることに徹するようにした結果トレード利益が改善しました。
②朝10時以降はトレードの調子が悪い
私の場合、朝10位以降に決断したトレードの成績が悪かった
トレードの決断は朝10時までにした結果利益効率がよくなった。
③1週間以上ポジションを持っている銘柄は利益になることがほとんどない
私のエントリーした銘柄がエントリ後1週間以上利益ポイントに到達しなかった場合、それ以降持ち続けても利益につながる可能性がごくわずかだった
1週間たったポジションは問答無用で決済することで損失と機会損失が減って利益率が改善した
④負けが続くと損切りをしなくなる傾向がある
負けが続いた場合、損切りをしなくなるのでそうならないために、n回連敗したらトレードを一時中断して冷静になる期間を取るというルールを作ったら大きな負けが減った
などなど、トレード売買記録をつけたことによってかなりトレードの利益率が改善しました。
もちろん、これ以外にも資金管理やトレード検証など実践に向けた勉強もトレード利益の改善には繋がっているのですが、今回紹介したトレード売買記録をつけることによる利益率改善効果はかなり高かったです。
トレード売買記録をつけるだけでは効果が少ない
トレード売買記録をつけているが改善が見られないといった人もいます。
そういう人は大抵記録をつけるだけで終わってしまっています。もちろん記録をつけないよりつけた方がいいのですが、記録を振り返って原因を追求して改善しなければあまり効果が出ません。
例えば損切貧乏になっていたら適正な損切ラインの検討や工夫して期待値を上げるなどです。
#また、売買記録をつけていてもどう振り返ればいいのかいまいち要領を得ない人もいると思います。
そんな人の為に、実は当ブログかX(旧Twitter)にコメントしていただけたらアドバイスをしていたりします。売買記録を見てなにが足りていないのか、どうしたら改善するのかをアドバイスします。
※募集は突然終了する可能性があります。募集が多かったら抽選になります。#
まとめ
今回はトレード売買記録の付け方について記事にしてみました。私の実体験からもわかる通りトレード売買記録をつけることで自分がなぜ負けているのかがわかったりトレード利益率が改善する情報が明確にわかったりします。
もしトレードの基礎を勉強しても勝てないといった場合、トレード記録をつけているかどうかでステップアップできる可能性がありますので是非試してみてください。
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SNSで動画やブログの更新をお知らせしています。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。お疲れさまでした🍵