トレーダーの成長曲線!

こんにちは、専業トレーダーの古川一です。最近は夜が熱く、朝は寒いみたいな感じですね。風邪をひきそうです、、、皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日は勝てるトレーダーになるまでの成長曲線について、私の経験談も含めてお話していきたいと思います。

前回、「独学で勝てるトレーダーになれるのか」という内容の記事

独学で勝てるトレーダーになれるのか

こんにちは、専業トレーダーの古川一です。各所で桜が咲き始めましたね。皆様、お花見などされたのでしょうか? 今回は、「独学で勝てるトレーダーになれるのか」といった…

で少し触れたのですが

“現実の結果”と”トレーダーとして成長している”かどうかにはズレがあります。

どういうことかと言いますと、【実際には損失がでているが、トレーダーとしては成長している可能性がある】ということです。

勝てないと諦めていくトレーダーの中には、あと一歩で勝ち組トレーダーになれたという場合が多々あります。

勝てるトレーダーと負けているトレーダーの差は紙一重だったりするのですが、結果だけ見ると、雲泥の差に見えるのが辛い所なのです。

今回はその”現実と成長感覚のズレ”はなぜ起こるのか、ということについてのお話です。

理想とのギャップ

まずは、「成長度合いにおいて、そもそも頭の中と現実には差ができるのは当たり前」ということを知っていただきたいです。

下図はトレーダーとしての理想の成長度合いと、実際の成長曲線を私の実体験をもとにグラフで表したものになります。

横軸が時間や労力、縦軸が実力となっています。

全体の傾向をみると時間や労力を投資すればするほど実力が上がって行くのが見て取れます。

しかし、青のグラフが示す通り実際の成長過程は直線的に進みません。

理想の成長度合いと実際の成長過程には度々、黄色い矢印で示された成長の停滞期間により緑の矢印の様な理想とのギャップが生じるのです。

この停滞期間がなぜ起きるのかというと、

トレードの勉強や実践をしていく中で成長に必要な情報の質が変わったり、

トレードの経験が知識に置き換わっていくときにタイムラグが生じたり、

自分を成長させるヒラメキみたいなもののタイミングが一定ではないからです。

つまりは定期的に「成長できてないなぁ、、、」と焦る時期はあって当たり前なのです。

ここがとてもつらい、、、

理想と比べての不安と焦りから諦めてしまいそうになりますし、停滞期間に入るたびに前の時より期間が延びていきます。

しかし事前にその停滞時期に何が起きるのかを知っていれば怖くはありません。

次から経験談も踏まえて解説します。

停滞期間①(トレード開始~半年)

まず、停滞期間①の状況はトレード始めたての初心者トレーダーです。

基本的なトレード知識や、何をやったらいいのかまだよくわかっていない状態ですが、トレードすること自体に興奮している時期だと思います。

利益になるか損失になるかというよりは、単純にトレードが楽しみな感情の人も多いと思います。(私はワクワク感が強かったです)

この時期ではトレードの知識をZAi等の雑誌や、インターネットでトレードの知識について調べて、チャートの見かたやトレンドラインの引き方など、様々な情報収集をすると思います。

そして、色々なチャートパターンやトレード手法を学び実際にその形がチャートに現れると「この形は上がる銘柄だ!」と、知ったばかりの知識を生かしてトレードをします。

しかし、実際には当てが外れたり、損切りをしなかったりと含み損が増えていきます。入ってくる知識量に対してすぐ実力がついてこない、「どうしたらいいか」と悩む時期です。

停滞期間①の状態

自分の理想=勉強した通りにやれば利益になるはず

現実の結果=含み損を抱え、どうしたらいいか悩む

もし、過去の私にアドバイスできるなら実際に株を売買する前に、デモトレードをしてうまくいくかどうか試してからトレードするようにアドバイスしたいものです。

※デモトレード=実際には株を売買しないが株を売買したつもりでトレードをするシミュレーションの事。

停滞期間②(半年~1年)

私は、停滞期間①の時に多くの含み損を抱えて悩みました。

結局損切りしないことには身動きが取れないので(証拠金が拘束される関係で別の株を買えない)なくなく決済しました。

そして、気持ちを改めて1からトレードの勉強を本気でして、今度こそ計画的にトレードをしようと決心します。

そして、結局損切りをしないとトレードで勝てないと気が付きます。

損切りについて学んだ時の心境(私の場合)

あの時、損切りしていれば別の上がる銘柄を買うことが出来た。

あの時、損切りしていれば大損にならなかった。

しかし、損切りを覚えたことにより今度は小さな損が積み重なってジリ貧になります。

※ジリ貧=徐々に資金が減っていく状態

停滞期間②の状態

自分の理想=損切りを覚えた!今度こそ勝てる

現実の結果=小さな損切りが積み重なって損が蓄積していくだけ

停滞期間③(数年)

「トレード知識はある」、「損切りも覚えた」しかしうまくいかない

損切りした後に株価が理想通り上昇していく・・・

じゃあ結局損切りしなければいいのか!!!!

こんな感じで迷走を始める時期です(笑)

最初は損切りしないことにより利益が増えるのですが、ある時またしても大きな含み損を抱えるはめに・・・

このような時期が停滞期間③に当たります。

そして、この期間が一番長くて辛い時期になると思います。

損切り以外にも色々と問題点が浮き彫りになってきます。

問題点例

・トレードルールが必要みたいだけど、どうやって勝てるルールを作ればいいのか

・ルールを作ったが、ルールを守れない(守れてないことに気が付いてない)

・理想的な損切りと、理想的な利食いの方法を探すが結局何が正解かわからない

・メンタルに原因がある

Etc‥

実際にこれらの問題点を1つずつ解消していけば勝てるトレーダーに近づいていくのですが、独学では限界に近く諦める人も多いと思います。

「勉強するにしても、何を勉強したらいいのかわからない・・・」

「勝てる手法が調べてもでてこない」…など

停滞期間③の状態

自分の理想=理想の損切り、理想の利食い、理想のエントリーを知りたい、知れば勝てる

現実の結果=これ以上何を勉強したらいいかわからない

成長中=常にプラス利益”とは限らない

先ほど紹介したグラフ(上図)では時間と労力をかければ波はあれど実力は上がっていく傾向にあるという話をしました。

しかし、実力が増えていく間、順調に利益が伸びるかというとそうではないです。

このグラフは利益が出てくるまでの損失のおおむねの出方をあらわしたグラフです。

停滞期間におこることを考慮すると、

最初は只々損失がかさむ→次に損を抑える方法を知り→収支のトータルで勝つことを学んで→急に勝てるようになる

といった感じです。

例えトレーダーとして成長していたとしても勝てるようになるまでは損失は減りません。

勝てるトレーダーになるまでは利益が損失を上回らないのが本当に厳しいと思います。

筋トレやダイエットと違って目に見える成長がないというのは苦痛です。

ただ、勝てるようになった瞬間から一気に稼げるようになりますので、それまで続ける事がなによりも大事なのです。

停滞期間を乗り越えて勝てるようになるには

「勝てるようになるまでやったら勝てる」みたいな根性論を展開していますが、

本当にその通りなので表現が難しいところです。

しいて言うなら、「勝てるようになるまでに退場したら意味ないので、資金を守りながら実践と勉強をしていく」みたいなノウハウが必要なことくらいでしょうか。

今回は成長途中に何が起こるかという内容の記事なので、

「停滞時期を乗り越えた時のお話」や「お金の守り方」みたいな内容は

省かせていただきます。

今後書く予定ではありますが気になる方は投稿までもうしばらくお待ちください。

まとめ

今回の記事まとめると

・理想の成長度合いと現実の成長度合いに差が出るのは当たり前だから焦らなくてもいい

・成長が停滞する時期は必ず来るが乗り越えたらまた成長が待っているので大丈夫

・勝てるようになるまでは損失が続く、乗り越えるまで資金を守ろう

ということでした!

停滞期間③を乗り越えると勝てるようになっていきますが、ここの壁を乗り越えるのが一番しんどいと思います。

壁の乗り越え方は人それぞれだと思いますが、私は先生を見つけるのも一つの手だと思います。

基礎的な部分なら私も教えられると思うので、信頼できる先生が見つからないという方はひとまずこのブログやX、

そのうちやるYoutubeを参考にしてもらえればひとまず安全かと思います。

無料で見れますからねw少なからず金銭的な損はないと思います。

悩めるトレーダーに少しでもヒントになるように記事を更新していきたいと思いますので、株ブログランキング、X(旧Twitter)のフォローをして待っていただけると励みになります!

お疲れ様でした。それではまた~

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